藤原喜明(胃がん)
2007年、プロレスラーの藤原喜明さん(当時57歳)がステージ3a期の胃がんと診断されました。
医師から「残念な結果出ました」と胃がん告知を受けた時、藤原さんは「俺、死ぬんだな」とショックのあまりに座り込んでしまったといいます。
医師から告げられた5年生存率は、41.7%という辛い現実でした。
告知を受けて藤原さんは「人間は1回は死ぬ。明日死ぬか、30年後に死ぬかの違いしかない。
だから死ぬまで、現在を一生懸命に生きるしかない」と考えたら一気に気が楽になった語っている。
今回、藤原さんに胃がんが見つかったのは、知人の紹介で北関東にある総合病院の整形外科で肘の手術を受けたことがきっかけでした。
肘の手術後、せっかく遠い病院まで来ているのだから、ついでに全部診てもらうことになり、大腸内視鏡検査と胃カメラ検査を行った際、胃に4センチの悪性腫瘍が確認されました。
本来であれば、胃の全摘出になるのですが、術後に痩せてしまうため、プロレスラーとして復帰したいという思いから胃の半分切除になりました。
手術は成功、1週間後には毎朝病院の周りを歩くなど、驚異的な回復を見せたといいます。
その後、病理検査でリンパ節への転移が確認されましたが、抗がん剤による治療を続けて克服されました。
じつは藤原さんは胃がんの公表していませんでしたが、アントニオ猪木さんの団体に参戦することが決まり、その記者会見にて猪木氏が喋ってしまうハプニングがあって報道されたそうです。