桑野信義(ラッツ&スター)が大腸がんを告白

トランぺッターでタレントの桑野信義さん(当時64歳)が2021年3月28日、昨年秋に大腸がんの診断を受け、2021年2月に手術を行ったことを明らかにしました。

桑野義信さんは1957年4月4日生まれ、東京都大田区出身のトランぺッター。「ラッツ&スター」のメンバーの一人です。1983年4月1日に発売された「め組のひと」が60万枚を超える大ヒット。

NHK紅白歌合戦に出演するなど音楽活動以外にも「志村けんのだいじょうぶだぁ」の出演を機にタレント活動も行っています。テレビドラマ「Heaven?」や映画「SS エスエス」などにも出演しています。

桑野さんは大腸がんが発覚する三年前位から下痢と便秘を繰り返すようになり、時には血便が出たりとお腹の不調が続いたといいます。

徐々に貧血を起こすようになり、これは「尋常じゃないな」と感じた桑野さんは2020年9月23日に病院で内視鏡検査、24日にCT検査を受けます。

30日に検査結果が報告され、そこで桑野さんに下された病名はステージ3bの「大腸がん」でした。肛門の近くに大きい腫瘍が腸を塞いでおり、リンパへの移転も確認されました。

10月6日に入院。詳細な検査をしてから20日から抗がん剤治療を開始。抗がん剤でがん細胞を小さくしてから切除手術を行うという治療になります。

抗がん剤の副作用がとても辛く、激しい腹痛や下痢、めまいがとても過酷だった話しています。抗がん剤の効果でがん細胞が小さくなったところで2021年2月5日に切除手術を行いました。

がんを切除してから人工肛門を付ける手術になり、約15時間にも及ぶ大手術でしたが手術は無事に成功。手術から約3ヶ月後に人工肛門を外しています。

その後は再発防止のため、再び抗がん剤治療を開始したのですが、あまりの過酷さに精神的にも肉体的にも追い詰められ桑野さんは抗がん剤治療を打ち切っています。

がん宣告から約10ヶ月後、再発することもなく無事に復帰を果たし、2021年9月20日には退院後初めてのバラエティー番組「クイズ脳!ベルSHOW」に出演し、元気な姿を見せています。

桑野さんは、2022年8月9日、NHK「ハートネットTV」に出演した際、抗がん剤の副作用について詳しく語っている。そのときは精神的にちょっと弱っていたんです。いちばんつらかったのは吐き気と下痢ですね。夜中に便器を抱えながら、でも何も食べていないから、出るものもないですよね。そのとき「このままでは立ち直れなくなるかもしれない」「もう復帰できなくなっちゃうんじゃないか」と思い込んで、やめる決断をしました。抗がん剤が悪いとは思いません。なぜなら、抗がん剤治療を4回やって、そのおかげでがんが小さくなって、手術もできたし、転移も防げたので。と語っている。医師は「抗がん剤を続けたからといって再発しないとは約束できない。その逆で、やめたからといって再発するとも言えない。ご自分でお決めください」と言ってくださったので、じゃあ僕はもうやめますと。とその時の状況を明かしました。

【引用元:NHK福祉情報サイトハートネット】

桑野さんの最大の目標だったリーダー鈴木雅之さんのデビュー40周年コンサートツアーに合流し、無事ステージ復帰を果たしています。

闘病で痩せた桑野さんでしたが、その後じゃ音楽活動のほか、メディアに出演するなど元気にご活躍されています。

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