伍代夏子(C型肝炎)
演歌歌手の伍代夏子さん(当時48歳)が2010年8月にC型肝炎を患っていることを公表しました。
伍代さんは1994年に行われた劇場公演中、体の怠さ等の体調不良を感じ、病院を受診、検査の結果はC型肝炎ウイルスへの感染が判明、感染ルートは不明でした。
当時の伍代さんは人気絶頂期であり、自身の身体よりも公演の方を優先することを選択されていました。
その後、症状が安定していたこともあり、治療をすることなく経過観察を続けられていた伍代さん。
月に一度の通院で血液検査と肝機能の数値チェックをしていましたが「ウイルスはいつ暴れだすのだろうか」という不安は常にあったといいます。
2009年8月に改良されたインターフェロンによる治療を夫で歌手の杉良太郎さんから勧められます。
伍代さんのC型肝炎ウイルスは難治性タイプと言われ、肝硬変や肝臓がんに移行する可能性がありました。
伍代さんは「仕事は休まない」と決意、インターフェロン治療を開始することになりました。
しかし、息切れやめまいといった副作用に耐えながらの歌手活動となりました。
控室には酸素ボンベが用意され、当時の取材に対してコンサート中は「富士山の5合目にいるような息苦しさ」があったことをコメントされています。
また、副作用による脱毛を隠すためのウィッグを用意、さらに体力消耗を防ぐために歌い方を工夫するなどファンや関係者へ未公表のままの治療を約1年半続けました。
その後、伍代さんのC型肝炎は完治され、タレント活動や歌手としてご活躍されています。