笠井信輔が悪性リンパ腫で緊急入院

元フジテレビエグゼクティブアナウンサーの笠井信輔さん(当時56歳)が2019年秋、血液のがん悪性リンパ腫と診断されたことを同年12月18日に所属事務所を通じて公表しました。

笠井信輔さんは1963年4月12日生まれ、東京都世田谷区出身の現在はフリーアナウンサー。1987年にフジテレビに入社し総合司会から『情報プレゼンター とくダネ!』のサブ司会兼メインアシスタント・ニュースデスクを歴任しアナウンス室専任部長(情報担当部長)を歴任。

2019年9月30日フジテレビを退職し、同年10月1日より芸能事務所オールラウンドに所属、フリーアナウンサーとしての活動を開始しています。

そんな笠井信輔さんを襲った病が「悪性リンパ腫」でした。笠井さんが悪性リンパ腫と診断されるまでに4ヶ月もの月日がかかっています。

最初の異変に気付いたのは、ダイエットをしても減らなかった体重が食べているのに減っている、さらに排尿障害もあったことから不安になった笠井さんは病院を受診しました。

そこで下された診断が「前立腺肥大」でした。しかし、念のためと思いセカンドオピニオンをお願いしましたが、やはり同じ診断結果でした。

笠井さんは「でも、いつまでも不調が続いていて、おかしい…」と思い、2回目に受診した病院の泌尿器科の先生から「もしかしたらがんかもしれないから、血液腫瘍内科のあるがん専門の病院に行って調べてください」と指摘され、さらに違う病院を受診した結果、ステージ4の悪性リンパ腫の宣告を受けることになります。

フリーに転身後直ぐの出来事だったため、ショックでどん底だった笠井さんを救ったのは主治医の一言でした「ステージ4は必ずしも手遅れという診断ではありません。抗がん剤は開発が進んでいますから、笠井さんに合う薬が見つかれば、きっと乗り越えることができるはずです。一緒に頑張りましょう」という言葉でした。

笠井さんは4か月半の入院することになり、抗がん剤を24時間連続5日間投与を6クール、2020年6月には主治医から悪性リンパ腫が完全寛解したと伝えられたことをブログで報告しています。

その後、白血球の数値が安定したため、仕事復帰の許可が主治医から告げられたをブログで報告し、活動を本格的に再開しています。

その後、笠井さんは中外製薬のインタビューで、診断された瞬間は「なんでこんな重要なときにがんにならなきゃいけないんだ」「何て運の悪い人生なんだ」と思い死を覚悟したと言います。しかし、「非常に厳しいことをおっしゃる先生だったのですが、その先生が明確に治療方針を決めてくださるんだから、信頼しようと思いました。先生の厳しい口ぶりと強い信念が、妻の心も動かしました。泣き虫の妻が全然泣きませんでしたから。SNSでのたくさんの励ましの声にも励まされました。そこで、同じ病気の仲間がたくさんいると知ったこともとても大きいです。」と、主治医や同じ病気の人たちの存在がとても大きく心の支えであったと振り返っています。

【引用元:中外製薬】

その後の笠井さんは2020年10月ころから放送されているアフラックのCMに出演。また2020年11月に人生の困難を乗り越えるエッセイ「生きる力~引き算の縁と足し算の縁~」(KADOKAWA)を出版し、活動の幅を広げています。

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