ホーム > 癌を告白した芸能人 > 間寛平が前立腺がんを克服

間寛平が前立腺がんを克服

現在、バラエティ番組などで活躍されているお笑い芸人の間寛平さん。

趣味のマラソンでは、2008年にマラソンとヨットで世界一周をすると言うアースマラソンに挑戦し2年1ヶ月の長旅を終え無事に帰国されて話題になりました。

このアースマラソンをはじめてから2年後のトルコで、間寛平さんは前立腺がんを発症している事が判明しました。

「検査に入った1週間は、不安でこのアースマラソンを続けられるのか、この病気は治るのか、ひょっとしたら死ぬのかなとかいっぱい思いました」と当時の間寛平さんは語っています。
 

スポンサーリンク

実はこの前から間寛平さんの身体には小さな異変が起きていました。53歳の時に受けた定期健診ではPSA(前立腺がんになると数値が上がる腫瘍マーカーと呼ばれる血液中の成分)が通常の範囲を超えた12.1と異常な数値を示していたのです。(通常は数値4以下が正常とされています)

数値10以上を超えると5割の人に前立腺がんが発見されると言われているのですが、この時の精密検査ではがんは見つかりませんでした。

その後2008年にロサンゼルスで受けたメディカルチェックでも、やはりPSAの数値は22.87と異常値を示しました。

しかし簡易的な触診の結果がんではなく、過酷なヨット生活をしている為の水不足と雑菌による炎症だろうと精密検査はされませんでした。

その後2009年にコロラド州の検査でもPSA値は34.20と上がっていましたが、その際もがんとは診断されず、間寛平さん自身も「何の症状もなくこれだけ走れるのだから健康な証拠だ」と思い込んでいてしまったようです。

前立腺がんとは50代の男性中心に世界中で患者数が増えているがんで、日本でも年間4万人以上が患っており100人に1人は前立腺がんだと言われるほど。

前立腺がんでの死亡者数は年々増えており、がんが小さいうちはMRIで見つける事は不可能な為、定期的に採血をしてPSA検査を受ける事が大切だとされています。

間寛平さんの場合は、2010年のトルコでのメディカルチェックでPSA値が更に上がり42.54となっていました。その数値を聞き妻の光代さんが急遽トルコへと駆けつけ、間寛平さんに精密検査を受けるよう説得しました。

精密検査の結果「前立腺がん」と診断された間寛平さん。触診では分かりにくい腹部の方にがんが出来ていたそうで、その時がんは転移が考えられる中期だったいいます。

間寛平前立腺がんの初期では、ほぼ症状が現れない為、発見された時は手遅れになるケースも多いそうなので、ここで妻の光代さんに説得されていなければ危なかったかもしれません。

その後の詳しい検査の結果転移は見られませんでしたが、アースマラソンを続けたい間寛平さんにとってどの治療をするかが大きな問題となりました。

前立腺がんの一般的な治療は、前立腺の全摘出手術で再発の可能性も低く根治を目指すには効果的な方法とされています。しかし身体に対する負担は大きく回復までも時間がかかり、後遺症として尿漏れなどの症状も出る可能性がありました。

出来る限り元通りのコンディションで走りたいという希望を持っていた間寛平さんと妻の光代さんとスタッフ達は、全国の泌尿器科をあたり必死に治療方法を探り続けました。

そこで前立腺がんの世界的名医である篠原克人先生と出会ったのです。

篠原先生は、最新治療であるHDR療法と呼ばれる放射線治療の一種を間寛平さんに行いました。

この治療法は前立腺に放射線物質を一時的に挿入し、直接がん細胞に強い放射線を当てて殺す治療法の事。

体に対する負担が少なく、尿漏れなどの後遺症の可能性も低く抑えられるそうです。

間寛平さんは2010年4月に1回目の外部照射を行い前立腺の外側のがんを殺しました。

その後6月1日にHDR療法を受け前立腺内部のがんを殺し、14時間に及ぶ手術は無事成功。

6月11日には大きな副作用もなくトレーニングを始め、6月18日にはトルクメニスタンへと出発したのです。

奇跡的な回復を見せた間寛平さんは、その後も多くの人に支えられ2011年1月に2年1か月のアースマラソンを無事完走されました。

現在、間寛平さんは今でも自分のペースで走り続けておられます。検診を受けた際もPSA値は問題なくかなりの割合で完治しているそうです。
 

スポンサーリンク