草間彌生が統合失調症を告白

芸術家の草間彌生さんは10歳の頃から統合失調症を発症し、幻覚や幻聴に悩まされていたことを告白されています。

草間彌生さんは1929年3月22日生まれ、長野県松本市出身の芸術家。幼いころから悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるためにそれらの幻覚や幻聴をスケッチし、絵画を始めました。

2001年に朝日賞、2002年に紺綬褒章、2006年に旭日小綬章、2014年に安吾賞、2016年に文化勲章を受章しています。2017年には「草間彌生美術館」が開館しました。

ランコムやルイヴィトン、ユニクロなどから草間さんがデザインしたアイテムが登場して話題になるなどコラボレーションもしています。

そんな草間彌生さんは10歳の頃から「統合失調症」に悩まされ、突然の幻覚や幻聴に襲われていたといいます。

それらの症状から逃れるために幻覚や幻聴を絵に書き留め、草間さんの代表するモチーフ「水玉」は統合失調症による影響だったそうです。

実際に目の前が水玉で覆われてしまうこともあり、自らに襲い掛かってくる幻覚や幻聴から身を守るために作品を水玉で埋め尽くすという儀式でもあるとされています。

草間さんは幼少期から統合失調症に悩まされていましたが、原因は未だにわかっていません。統合失調症は現在も続いており、1970年代から精神科とアトリエを行き来する生活を送っているようです。

草間さんは、読売中高生新聞8月5日号の「現代アート特集」で、芸術について語っていました。草間さんは、「そんな若かりし頃より、芸術の道を求めて、私は暗闇の中を死に物狂いで歩み続けて来ました。歩みを進めるごとに行先ゆきさき は遠く果てしないように思え、道のりは長く、苦しみもありましたが、絵を描くこと、作品を作ることに救われて来ました。絵を描くことが大好き、いや、描かなければ生きていけなかったと思います。自殺したいと考えない日はなかったが、それを 癒いや してくれるのが私の芸術です。毎日絵を描き、死ぬまで描き続けたい。」と綴った。

【引用元:読売新聞オンライン】

草間さんは一日のほとんどを制作に費やしているようで現在も多くの作品を生み出し続けています。

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