山田邦子が乳がんを克服
乳がんは、発見が遅れてしまうと取り返しの付かない事態となってしまうこともある恐ろしい病気ですが、早期発見・早期治療により大事に至らなかったというケースも多く存在しています。また、ひょんなことがきっかけとなり、発見された乳がんもあります。
たとえばタレントの山田邦子さんが発症した乳がんが好例といえます
山田邦子さんといえば、漫才ブーム時代に司会やドラマ出演などに於いても活躍し、また、小説やエッセイの執筆を行うなどマルチな才能を発揮していることで知られています。
そんな彼女に乳がんが発見されたのは、たまたま出演してい健康系の医療番組の収録最中のこと。出演していた医師の指示に従い、乳がん発見のための自己診断を行っているときに自らの体内にシコリのようようなものを発見したのだそうです。
あれ?変だなあ。そう感じた彼女は番組で共演していた医師に相談して乳がんの検査を行ったのです。その結果、彼女の体内からは3つのがん細胞が発見されました。2007年、彼女が47歳のときのことです。
もともとがんを発症しやすい家系に生まれたという彼女。毎年、欠かさずに乳がん検診を受けていたのだそうです。ところが、たまたま主治医の女医が亡くなられ、それ以降2年間、乳がん検診を受けていなかったのです。

この時、彼女はいつまで薬を飲み続けなければならないのだろう?それとは相反して、ホルモン剤が私の支え・・・という切ない思いさえ芽生えていたといいます。
その後、彼女は辛い治療を継続しつつも、食生活などの生活習慣も改め、勇猛果敢にも病気に立ち向かったのです。そして5年後、山田さんはついに、乳がんを克服されました。
山田さんは乳がんの克服後、書籍「大丈夫だよ、がんばろう」を出版するとともに、乳がん早期発見・早期治療のためのチャリティ講演などを精力的にこなし、乳がんと闘う女性を中心に熱いエールを送り続けています。
「がん=死」のイメージはもう古い!ご自身の講演の中でも彼女はきっぱりと言い切っています。